飲食

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2015年1月6日火曜日

I様の経年変化と修理


I様よりコインケースを買いなおしたいと

以前、ご購入いただいたコインケースを見せて頂き

ご相談を受けました。


「コインケース ¥4,400+税)」

ブラウンをポケットに入れて2年使用し

一度、ポケットに入れたまま洗濯したそうですが

独特の良い雰囲気に育ってます。


「カード&コイン」

ご購入頂きましたが、

経年が素敵過ぎ

修理したら、素敵になるのが想像でき

お勧めして快く了承頂きました。



小銭の「アタリ」がばっちり出てます。




I様ならではの使い方から育った経年変化は

世界に一つしかない訳で。

色濃くなったので、修理の際の縫い糸の色は

革の色に合わせて

焦げ茶色で縫いなおす事に。


革に傷をつけないように慎重に糸を全ばらし。


内側の雰囲気も小銭が入る部分は黒くなり

生活の一部に溶け込んでたのが判ります。

素敵だなぁ~


内側にまで「アタリ」がばっちり!


糸の縫い直しを兼ねてホックも新しいのに交換します。

さてはて、修理後はどんな風に生まれ変わるのか

工房から修理が到着するのが愉しみです!



雑談(スルーしてください♪)


キャナルシティーの雑貨屋で働くために

博多という土地に越して

気づけば17年の月日が流れてる。

このポストカードは当時のお店が原点となって

今では数少ない親友の中でも唯一特別な存在のスタッフが

作ってくれた看板のデザイン。

本当に色んな想いが凝縮され

現在に繋がる貴重な宝物。

その時、出会ったお客さまから

未だに年賀状が届く。

娘さんは2歳半

とっても仲良しでお絵かきした手紙をもらったり。

成長していく度に届く手紙と年賀状は今も大切にとってる。

とても愛らしい顔してるのに

「アメリカに行ってWWWのプロレスラーになるんだ!

だからね、英語を話せないと!」 って(笑)

奥さんが英語の翻訳家なので

彼女は幼い頃から英語に馴染みがあり

小学生の頃には自主的に英語を学び始めた。

彼女は二十歳位になって

今は何等かの夢を仕事で実現させるために

海外に居ると思う。

今度逢ったら、幼かった女の子ではなくて

対等の親友だ。

私の軸がブレなければ、彼女に逢えると知ってる。

DURAMでも、そんなお客様との一期一会に巡り合える事を

愉しみにしている。





2015年1月2日金曜日

謹賀新年


新年、開けましておめでとうございます。

木の葉モール橋本で4度目の元旦を迎えました。

DURAM木の葉モール店は

初年度からセールや福袋を全く行っておらず

周りのお店さんは朝から賑わってますが

当店はアウェイな感じで....

のんびり新年が始まります。


獅子舞が館内を周り

お正月な雰囲気


私事ですが

年に一度

元旦の日だけ必ず羽織るブラウス

純白のサテン生地で

この洋服を扱っているブランドの販売スタッフさんが

退職される際に

これまでのお礼を兼ねて購入したモノです。

今年で3回目の着用。

彼女が退職して3年が経過したのか、

ふと思い出した今日。



洗ってすぐ半乾きの状態時に

軽く丁寧にアイロンをかけて綺麗にしわを伸ばし

来年の元旦まで

ハンガーに掛けてクローゼットに保管してます。

大好きなモノに大切な一期一会の想い出が詰まっているって

「モノは大切な記憶を蘇えさせてくれる」

そう思いました。


14年前、そのお店に立ち寄った時に

瞬時に気に入って購入したのが

このなんともレトロなガラスレザーの革靴。

リペアを重ねて

現役で大切に履いてます。

14年前、彼女は新人さんで私に声をかけてくれた時

すごく緊張しているのが伝わりました。

それから14年間、彼女には本当にお世話になりました。



DURAMから、完全に話が脱線してますが

DURAMの商品が

沢山の方々にデイリーに使われて

経年変化が気に入れば修理に修理を重ね

何年、何十年経った時に

色んな想い出も詰まったモノになってくださったら、と思います。



6年位、毎日使ってた相棒です。

ショルダーバッグによく付けてました。

ループのあるボトムの時は

ヒップポケットに鍵が収まる長さなので

深夜でもじゃらじゃらと鍵音の心配もなく。

人を待つ時、スナップボタンをカチカチと

外したり、止めたりの手遊びが手癖になりながらも

スナップボタンは一度も壊れる事なく。

このキーホルダーと一緒に過ごした想い出が

沢山詰まってます。

今はお店にサンプルとして置いてます。


スローペースなDURAM木の葉店ですが

皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

2015年1月2日

店長:園 陽子


2014年12月30日火曜日

新年に向けて


本日、お店に門松を飾りました。

毎年、全てアレンジはお任せで

12月の上旬には

「花匠」さんに予約を入れて

創って頂いてます。

毎年、粋な計らいには感動します。

年末はつぼみの百合が

元旦、2日、3日に1本づつ、合計3本が綺麗に開花したり

モール内という温度、乾燥などからの

開花のタイミング等も計算されており

全てにおいてプロフェッショナルで

仕事に対する愛情がいつも伝わってきます。


受け取りに行った時も

ご予約の門松を真剣な眼差しで創ってました。

たまにスタッフさんがDURAMに立ち寄って下さるので

「竹の筒を使ってほしいです」

その言葉のみで

DURAMらしい雰囲気に仕上げてくれます。


年に一度だけ観れる

同じアレンジメントは一切ない素敵な門松です。


 全てご予約ですが観れるだけで

瞳の保養になります。


個々が求める感性と感覚を

花・植物で表現されてます。


色の組み合わせで悩んだ時は

植物という自然から産まれた配色を

私はいつも参考にしてます。


 本当にうっとりした贅沢極まりない時間でした。



2014年12月28日日曜日

勇之介くんの経年変化

 
 
とても素敵な笑顔で素直で大好きな大学生の勇之介君。

マネークリップ(カードケース付)¥4,700
 
を愛用してくれており、

先日....といっても秋頃ですが

快く、経年変化の写真を撮らせていただきました。

 
 
とっても気に入ってくれて

勇之介君の使い方の経年変化の風合いが漂ってます。

 
カードポケットの「アタリ」も良い感じ。

 
人ぞれぞれ、革の経年色は同じでも
 
「アタリ」は個々の生活スタイルで一つとして
 
同じものは世界に一つも存在しないのが御賞味!!
 
 
今年で勇之介くん、卒業だね。

いつも、爽やかな笑顔で
 
お店に立ち寄ってくれて本当にありがとうございます。
 
これからも、お互いにスローペースで

よろしくお願いしまーす!

2014年11月14日金曜日

スターフライヤーDURAM載りました



航空会社 「スターフライヤー」 の機内誌に

DURAMが紹介されました。

といっても.....すでに一か月半は経過してますが

今回はDURAMを外(第三者)から観て下さった記者の方の

文面を一部抜粋して記事紹介です。




DURAMの革アイテムは、全てこの工房で、

中川さんを含めた5名の職人の手仕事で仕上げられている。

コンセプトは

〝長く使える丈夫さと普遍的なデザイン、自然な素材感″

ここに来れば、日々の暮らしに寄り添う、

一生モノの相棒が見つかるはずだ。



左上より時計回りに


約5種のデザイン展開があるカメラストラップの中で

コンパクトながらに強度のある1点



ユニークな形でコインの出し入れも楽々

全5色展開で贈り物にも最適



DURAM立ち上げ当時からの人気アイテム

中には鼻あてが付き、ぴったりとメガネを収める事ができる



内側にはホックが付き、カードを入れるポケットもある優れもの



制作中の手仕事の様子。

一点づつ、ハンドステッチで仕上げていく


06:「工房内」

日々、試行錯誤しながら

新たな定番が生み出される



オーナーの中川が照れくさそうに

穏やかな笑顔で載ってます。



中川の想いが綴られてました。



「自分の手で長く愛されるモノを生み出したいと思ったんです。

手仕事のぬくもりが伝わるものをって。

そこにピタリとハマった素材が〝革″だったんです。」



「できるだけ長く愛してもらえるように、

ひと針、ひと針、思いを込めて仕上げています。

ホックの付け替えや糸切れなど修理にも対応しますし、

名前の刻印も行っています」 


というとても素敵な内容でした。



あらま~!

私の地元の「中津」も紹介されてました。

中津城.....実家から徒歩5分。

小学校の6年間、毎日通学路・遊び場だった中津城。

実家のベランダから見る風景も幼少期からな~んも変わらんです。


ここ数年、「中津=からあげ」を耳にするようになりました。


全国の精肉店で唐揚げは当たり前にあると思ってましたが

それは中津独特の食文化だったのですね。


幼い頃、夕飯のおかずがあと一品.....って日は

母から数百円の硬貨(当時500円は紙幣)とボウルを渡され

「悪いけんが(申し訳ないが)、ほかぞの(外園)さんとこ行って

(唐揚げを)ボウルに入れてもらって来てくれん?」

と徒歩1分の精肉屋さんに行ってました。



中津のリアルな唐揚げ情報では

ここ2年程は

味付けしっかりの「鳥しん」が

子供から若者の間で支持率が高いらしいです。

新しい唐揚げ屋が出来たら、とりあえず皆、食すようで

友達同士で数店舗の唐揚げ持参→ビール片手に

品評会的な会話が日常的に繰り広げられてる様子(笑)

その中でも

「やっぱ美味しいなぁ」

と皆の家庭の食卓で支持され続けてるのが

豊国畜産」の唐揚げ。

私も帰省した際には博多の友達に手土産に買うのは

自宅で揚げても失敗なしの

外はサックリ、中はジューシー

熱々でも冷めても美味しい「豊国畜産」です♪










2014年11月6日木曜日

これが「クチコミ」かぁ


DURAMスタッフ全員愛用、

お客様にも「便利グッズ」で大人気です!

商品詳細はオンラインショップの下記をクリック下さい。




暮らしの中で

モノを使いやすく、効率的な

自分の中では結束バンドやS字フックなどと同じ

大袈裟に言えば不可欠な「便利グッズ」に分類される存在です。



とても親身に可愛がって頂いてる小母様の妹さんが

秋に行われた「糸島クラフトフェスティバル」で

コードホルダーをご購入されたようで

「糸フェスで買ったコードをまとめるのが

2個セットで安かったし、ものすご便利なんよ!

●●ちゃん(私)のとこの会社(DURAM)やったと思うよ」

と小母様に話してたそうです。

聞いてる時にちょうどバッグに入れてた携帯の充電器。

「こういう風に簡単で便利なんですよー!」

と紹介させて頂きました♪



良いモノって人から人へ自然に紹介されて広がっていくんだな。

「これがクチコミ」って事かぁ、

しかも身近なところで「クチコミ」で商品が紹介されてるなんて!



カナダに在住の友達夫妻にエアメールに同封して送る予定。

きっと、カナダでも

「日本人は本当に器用で気が利くなぁ」と注目されそう。

というアナログな日常を

デジタルなブログでつぶやいてみた今日です。




2014年11月4日火曜日

名刺入れとインジケーター



DURAMの商品を好いて色々ご使用頂いてるN様から

昨日、名刺入れの名入れのご注文を頂いてました。

商品詳細はオンラインショップの下記をクリック下さい。



N様が本日も来店して下さり、ご注文頂いた事を知ったのですが、

N様はいつも独自の発想を思いつき

ご自身で少し手を加えて自分仕様にモノをカスタムされる方です。



スッキリした無駄の無いシンプルなデザイン、

好みのフォント、この道具は何だろう?



「インジケーター」という言葉を今日、初めて知り

初めて見てのでありました。


「触ってみていいですか?

ダイヤルを回したらロックがかかるんですか?

回したらダメですよね。

インジケーターって何に使うのですか?」



N様は、穏やかな笑顔で教えてくれました。



N様が現在使用されてるインジケーター入れにコインのようなモノが入ってました。

「このポケットは小銭入れですか?」

N様のツボに入ったようで大笑いしながら

「違うよ、これはコインだよ」

「コイン....?!このコインは何か功績を残した方だけが頂ける、とか

そういう特別なコインですか?」

N様、更にツボに入った様子.....いや、私が無知なのを多いに悟られたようで

「これで、どっちが先行か決めるとよ」


もう.....ここまで無知、世間知らずで

自爆して地球の裏側まで潜りたくなりました.....(号泣)


サッカーなら少しは

「あ~今のオフサイドやん!」とか判るんですけど....。


N様がお持ちのインジケーターは本当に綺麗で

ご自身で削った文字に色付けまでされたそうです。

N様は手先がとても器用な方です。

一般生活レベルの器用さでないのは知ってたのですが。


こちらもご自身で黒にペイントされてから

削り文字に色付けをしたそうです。



N様に「OUT」の下の長い英文の意味を聞くと

N様も九大の先生が「こう入れたら?」とご提案された言葉を

刻み込んだようで

「何やろね?」

N様と一緒にインターネットで意味を調べました。



N様は注文された名刺入れが届いたら

ご自身でコインポケットを作って自分仕様にカスタムされるそうです。

(N様、革の手縫いも出来るのでありました)



補足:ソフトバンクホークスのパレードが11月24日(月・祝)に

行われるのは知ってま~す!




2014年10月27日月曜日

縮まるハート


DURAMの商品は未使用時、若干窮屈でも

使用している内に革が数ミリ伸びる事を先回り考え

0.5~1.0ミリ単位まで緻密に計算して

型紙を起こし、サンプルを作り

一か月程、実際に使って不便さはないか?耐久性はどうか?等を調べて

改善の必要があれば型紙をミリ単位で修正し

商品化され、ようやく店頭に商品が並びます。



ただ、なんと!

こちらのハートキーホルダーだけは

使用してるうちに一回り小さくなるんです!

左:未使用

右:1年使用中

他の方々にも使用中のハートキーホルダーを見せて頂きましたが

皆様、やはり一回り小さくなってます。



上記クリックで色展開等を参照ください。


手の平に乗っかるサイズで


皆さん、無意識にキュッと握る癖がついちゃうそうで。

中にはキュッと握っとくのが好き、という方もいらっしゃいます。

それで一回り縮むんです。

なんか.....画像ではガッチリ掴んだ感で

我ながら、可愛げなく力強さを感じ、撮影大失敗....(苦笑)



【余談】

(猫ネタではにゃい)


先日、久しぶりにバーに連れていって頂きました。

初めてのバーで釘付けになったのがこの真空管!

バーテンダーさんに撮影許可を得てパチリ。

こんな繊細で美しい真空管から音が流れるんだ、と目が釘づけです。


「触って頂いて大丈夫ですよ」と言われましたが

綺麗で繊細な薄い硝子に指紋が付いたら怖いし

そっ~と観てるだけでも、とても幸せな気分です。

こちらの真空管は博多で作れる方がいらっしゃるそうで

その方が作られたモノだそうです。


今度は独りで行って

バーテンダーさんにお任せの美味しくて綺麗な色のお酒を作ってもらい

流れる音楽を聴きながら

飽きるまで真空管を眺めてたいなぁ、と思いました。

こういうのってすごく贅沢な自分時間だなーと思います。




2014年10月23日木曜日

新作:ファスナーキー(コイン)ケース


新作の紹介が遅れましたが

ファスナーが付いた小さなポーチ型のキーケース¥4,500(+税)

色は左上から時計周りに

ライトブラウン

ブラウン

ブラック

ダークブラウン

レッド

※こちら商品は後日、オンラインショップにもアップ予定です。


表に小さくDURAMの焼き印


後ろの端っこにハトメ(穴金具付)

ヒモに革の丸いビーズを付けてます。


ヒモは革靴などに使用されてるワックスコードの太目を使用。


ファスナーの引き具は革で金具より大き目なので

持ちやすく開閉がスムーズです。


開けると

実は2重リングがついておりまして。


鍵を付けれる仕様です。

画像では、1本しか付けてませんが3本位付けれます。


使い方の別バージョン

上画像は小銭

500円、100円、50円、10円、5円、1円

6種×各20枚=120枚を入れて横から見た形。

.....まさか、こんなに?

と入った事にビックリしました。

さすがに120枚も入ると重たさ抜群!

重さを量ってみたら525g

「ちょっと~、そこの奥さーん!500mlのペットボトル1本分ですよ~~!」

合計金額¥13,320-

こんなくだらん事は業務外にすべきですよね(苦笑)


次の実験は

茶封筒を適当に切って

1万、5千、千円札を四つ折りに。


封筒(黄色の矢印)を仕切りに

お札3種

小銭(500円、100円、50円、10円、5円、1円)

6種×各10枚=60枚を入れてみました。

※お洒落な仕切りでなくてスミマセン。

身近にあるモノを代用する方が

使う人にも伝わりやすいと思うので

リアルでいいでしょ(笑)

現実的には仕切りにするなら

紙よりはクリアファイルなどの素材が良いかと。

凝り性の方はホームセンター等にいって

自分が気に入る素材で仕切りを作れば

使うのがもっと楽しくなると思います。


次の実験は

鍵と50円玉を除く5種×各5枚=25枚の小銭

(50円玉を外してるのに意味はありません)


結果は

結構パツパツ、ファスナーを閉めるのに少し手間取いました。

小銭か鍵を少し減らした方が良いです。



「モノと頭は使いよう」

個々の生活スタイルによって使う用途が変わるモノ。

作り手が考えた用途が

使うヒトによって

作り手が思いつかなかった用途で使われてるのを

お客様から見せて頂く事が多々あります。

「そっか、そういう使い方もあるんだー!」と

次に来店されるお客様へ、

「使う用途幅」をバトンタッチさせて頂いております。