飲食

2012年10月10日水曜日

かけつぎ


15年前位に元同僚からもらったワンピース

以来、毎冬必ず、一度は着用していたお気に入でしたが

数年前に2箇所「虫食い」で小穴が出来てました。

ありゃまぁ、と。

その冬が終わって春が始まる頃に友人伝手で

「かけつぎ(かけはぎ)」に出しました。

記憶の片隅に誰に預けてるかは覚えてたのですが

「在り処」が判ってるだけに安心しまくって

秋が来るたびに「今年は受け取ろう」とダラダラ(笑)


2mm×2mm の小穴跡


こちらも同様に

2mm×2mm の小穴跡


裏返すとおおよその「かけつぎ」された2箇所が判ります。


柄生地という事もあり

2mm×2mmの修理に対し

60mm×60mm (約30倍)の布地(繊維)が必要になるみたいで。

内ポケットの生地が切り取られてました。

(※ポケットとしての機能は失ったので、ミシンで縫い伏せました)

デザイナーさん(創り手)にとっては

ここまでして着用されるより(汗)

新しい、今シーズンのモノに反応してくれる方が嬉しいのではないかなぁ、

飽食の時代にここまでモノを大事にしなくても....ね。

と、思ったりもしますが

好きなモノは後生好きなので(笑)

そして「かけつぎ」の技術に驚いて

「あ.....しつけ糸を抜いたらかけつぎされた箇所が判らなくなる」

そうそう「かけつぎ」に出す機会がある洋服もないかと思いますので

しばらくボ~ッと観察しようと思います。

そして、新しい虫食いが出来てたりして(汗)

日本人の手先の器用さ、技術は素晴らしいですね。


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