DURAMの商品製作中に
革で傷のある部分や、端っこなど
商品に使用しない部分の革は
ショップで 不定期にリーズナブルな価格で販売中。
以前から
「ミシンで縫えますか?」
という質問をあやふやにしてたので、試してみました。
試す際のミシンは職業用ミシンを使用してます。
レザーやナイロン用のミシン糸がなかったので
糸は家庭で一般的に使用されているシャッペスパンを使用しました。
オックスフォードの生地を2枚合わせて縫ってみました。
糸はシャッペスパン#30 を使用
ミシン針は上から #16 #14 #11
こちらの糸はシャッペスパン#20
ミシン針は上から#16 #14 #11
厚さ1mm位の薄めの革2枚を接着剤で張り合わせて
ミシンで縫ってみました。
※上糸・下糸の調整はオックスフォード生地を縫ったままで
調整はしてません。
上から
糸:#30 針:#16
糸:#30 針:#14
糸:#30 針:#11
糸:#20 針:#16
糸:#20 針:#14
糸:#20 針:#11
糸の太さと針穴の太さが違うだけで
かなりステッチの見た目が違います。
オックスフォードに#30の糸を使用して
ステッチをかけた裏面
#20の糸を使用して
ステッチをかけた裏面
明らかに上糸と下糸の調整が合ってなく汚いステッチになりました.....
革にステッチを入れた裏面
ひちゃがちゃもいいところです.....。が
上糸と下糸の調整をばっちり合わせれば
裏面もある程度、綺麗なステッチで仕上がることは判りました。
ミシン針を新品に変えたり、
ボビンのカマを使い分けたり
ミシンも旧車と同じで
それぞれ癖があったりするので
ミシンによって糸の調整は個々で違うと思います。
DURAMのミシン縫いの商品と比較
焦げ茶色の革は商品です。
糸の太さと針穴、ステッチ幅のバランスがよく、綺麗です。
裏面の比較
縫うまでの糸調整が一番時間かかりますね.....(汗)
布で綺麗に試し縫いが整ったから、と
革にそれが通用することはなく.....(泣)
布と違って、一度針を落としたら失敗は出来ないし。
たった20cmの直線ステッチを縫うのですら
息を止めて針先に集中(笑)
途中で「へっくしょい!」とか
手元が狂うくしゃみなんか絶対したくない!!!
糸調整にかかる時間やら
試し縫い用の革やら
なんじゃかんじゃしてたら
結局、手縫いで縫うのと手間はほとんど変わらない。
なんなら、手縫いの方がよっぽど楽なんじゃ?と思った私でした。
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