飲食

2012年4月19日木曜日

責任を担う

時は2005年

何気に雑誌をめくっていたらすごい偶然にめぐり合ったのです。

Yohji Yamamoto(山本耀司)

「Juste des vetements(単なる服)」

ルーブル美術館の近所のパリモードテキスタイル博物館で

YOHJI YAMAMOTOさんのプレタポルテの回顧展!!!

なんと、前職のフランス買い付けの日程とバッティングしていたのです。

パリ滞在中のなんたる奇跡!!


当時 月曜日の22:00から30分放送されていた

「ファッション通信」

高校生の頃から録画して気に入ったものは何度も食い入るように観てました。

特にこのショーのラストを飾ったマリエの映像は

感動のため息をついて何度もなんども観ました。

生涯、本物を間近で見れるチャンスがあるなんて

夢にも思っていませんでした。

想像を絶する大きさ、

想像と違った生地感、

「竹」で支えられて

「日本」を感じ

本物を目の前にして

純粋に感動してしまい、しばらく動けずにいました。

それから、ドレス(作品)の周りをグル~と回ってみたり、

そぉ~とほんの少しだけ生地に触れました。



こちらは皮と革で出来たドレスです。

下から、剥き出しの蛍光灯でライトアップされてました。






私は現在DURAM SHOPで

革をメインにした商品を扱ったお店に立っています。

こだわっている事、知りたい事とは、

購入した後に、作り手はキチンと修理をしてくれるのか。

購入後もアフターケアをします、という責任を持って

モノを生み出しているのか。

DURAMは勿論のこと

お取引させていただいてる

TEHA'AMANAさんや

TANATOさん

CLAMP(ONO)さん

WILDS SWANSさん

それぞれの職人さんの手にかかったものは修理が可能です。

製造に携わった者が責任を持つ。

とても大事な事だと思います。






私がデザインを好んで長年 ぼちぼち買わせていただいてるブランド。

誰が縫製をしたか明確です。


縫製ミスがあれば この場合

「浦本」さんへ、きちんと伝達が行くのでしょう。

デザイナーから縫製者まで

皆が責任を担って市場に初めて並ぶのです。



このブランドも責任者を明確にしています。

ここの洋服は2003年春夏に

初のパリコレ時に発表したコレクションが大好きで

現在でも地道に二次流通でもいいから手に入れたいと

ずっと、これからも捜し求めるシリーズです。

細かい手作業と洋服に対する愛情と情熱が

いとも簡単に伝わるのです。


洋服は普段着であり、

特に「好き」が強いものは

私にとっては「日常着」であり「作品」でもあります。





デザイナー

機屋(はたや) 糸を織り生地にする職

パタンナー

縫製者

とても多くの人たちと

とても多くの職種の人たちが携わって

ようやく モノが創り上げられるのはとても素敵だと思います。


私はそういうストーリーのあるモノが好きだから

修理できないモノとか

売ってしまって、ハイ終わり。

と、無責任なモノを供給するのが嫌いなのです。

DURAM SHOPでお買い上げ頂いたら

それからがお客様との長いお付き合いのスタートだと思っています。

なんだか、ちと真面目でしたね(笑)





随分前にNKHで放送されたものをYOUTUBEで見つけました。


日本人の手仕事の技術の素晴らしさが強く伝わってきます。


MADE IN JAPAN 
















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